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金融経済用語辞典の「通貨・貨幣」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。

FX

FX(Foreign Exchange)とは外国為替市場のこと。様々な受渡日において様々な通貨を呼応関する市場のことを指す。多くの場合取引は12ヶ月未満、スポット、フォワード、先物、オプションといった形態をとる。



ISO4217

ISO4217とは、ISO(国際標準化機構)が定める各国の通貨をアルファベット3文字で表記する基準のこと。



RSI

RSI(Relative Strength Index)とは、相対強度指数、相対力指数とも呼ばれる相場のテクニカル指標の一つ。相場の売られすぎや買われすぎなどを見る相場のモメンタムを図る指標である。オシレーター分析の一種。



くりっく365

くりっく365とは、東京金融取引所という取引所を通じて行う外国為替証拠金取引のこと。通常の外国為替証拠金取引が取引業者との相対取引となるのに対して、くりっく365では相対での取引が可能となる。



イギリスポンド(GBP)

イギリスポンド(GBP)とは、英国における公用通貨。単にポンドというだけで通常はイギリスポンドのことを指す。通貨記号は£が用いられる国際通貨コード(ISO4217)ではGBPと表記される。



インターバンク市場

インターバンク市場(Interbank Market)とは、名前の通り銀行間の専門的な取引市場のこと。インターバンク市場の当事者は、銀行、金融当局、ブローカーの3者からなる。



インフレリスク

インフレリスク(Inflation Risk)とは、将来のインフレ(インフレーション)により発生する貨幣価値の減少(購買力低下)に対応できるだけの投資収益・運用収益を得ることができないリスクを指す。



インフレーション

インフレーション(Inflation)とは、財・サービスの価格が上昇することを指す。要するに物価が上がることを指し、インフレとも呼ばれる経済現象のこと。



ウォン(KPW)

ウォンは大韓民国および朝鮮民主主義人民共和国における通貨単位。ISO4217による国際通貨コードはKPW。



エキュ

エキュ(Ecu)とは、欧州における通貨単位、欧州複合通貨。1999年にユーロ(EURO)に取って代わられた。EU加盟国間の貿易比重、GDP比率、外貨準備の比較に応じて各国通貨の比重を算定したバスケット通貨。



オーストラリアドル(AUD)

オーストラリアドル(Australian Dollar)は、オーストラリア連邦で用いられる公用通貨。ISO4217による国際通貨コードは「AUD」。日本国内では「豪ドル」とも呼ばれる。補助通貨はセント。



カナダドル(CAD)

カナダドル(Canadian dollar)はカナダの通貨。国際通貨コード(ISO4217)はCAD。補助通貨はセント。カナダ国内の他、一部の北米においても使用されることがある。



キャップ

キャップ(CAP)とは、金利デリバティブの一種で、保有者を金利上昇から守るように設計されたもの。権利行使期間に金利が行使水準よりも高かった場合、保有者は権利を行使して超過額相当額の現金を受け取ることができる。



コマーシャルペーパー(CP)

コマーシャルペーパー(Commercial Paper)とはCPとも呼ばれ、短期の無担保約束手形。割引方式(金利分を額面から差し引いて販売する方式。満期日に提示することで額面分を受け取れるので、差し引き分が金利相当となる)で発行され、金額と満期日を特定して発行される。



スイスフラン(CHF)

スイスフランはスイスとリヒテンシュタイン公国の通貨。ISO4217による国際通貨コードはCHF。補助単位はラッペン(またはサンチーム)。



スプレッド

スプレッド(Spread)とは、価格差のことを指す。買値(Offer)と売値(Bid)の差を示し、通常はこのスプレッドが大きいほど市場においては流動性が不足しているとされる。為替取引において最も一般的に用いられる。



トラベラーズチェック

トラベラーズチェック(Traveler's check)とは、外国旅行者向けの小切手のこと。旅行小切手とも呼ばれており、TC、T/Cなどと略されることもある。トラベラーズチェックを利用することで海外旅行中の現金の盗難などのリスクを回避することができる。また、紛失した場合もトラベラーズチェック発行元の保証によって再発行が可能となる。



ドルペッグ制

ドルペッグ制とは、通貨における為替レートを米ドルと連動させる制度のことで、固定相場制の一種。主に経済基盤の弱い国や経済的に不安定な国が自国の為替レートを経済的に関係の深い国の通貨と連動させる制度のことで、多くの国は米ドルと連動させている。



ニュージーランドドル(NZD)

ニュージーランドドル(New Zealand Dollar)は、ニュージーランド、クック諸島などで用いられる通貨のこと。国際通貨コード(ISO4217)による表記ではNZDとされる。キーウィドルとも呼ばれることがある。ニュージーランド準備銀行が発行する。



ハードカレンシー

ハードカレンシーとは国際通貨・国際決済通貨とも呼ばれる。国際的な取引市場において流通量が多く、容易に他国通貨との交換(為替)が可能な通貨のことを指す。米ドル(USD)、ユーロ(EUR)、日本円(JPY)、イギリスポンド(GBP)、スイスフラン(CHF)などが代表的なハードカレンシーである。



ビットコイン

ビットコイン(Bitcoin)とは、2009年に誕生したP2P型の電子マネー、仮想マネー。暗号化され分散化された仮想マネーで銀行などを介さずに個人間で流通させることができる。ビットコインの入手は取引所を通じて個人間でやり取りをする形となる。オンライン上で取引可能なサイトもあるが、東京などには専門店も存在する。



フォレックス

フォレックス(Forex)とは、外国為替市場を指す用語。外国為替取引会社などでは、○○フォレックスといったような会社名としているところも多い。



マネーサプライ

マネーサプライとは通貨供給量とも呼ばれる重要な経済指標の一つ。金融機関と政府を除いた経済主体が保有する通貨の合計として定義される。



ユーロカレンシー

ユーロカレンシー(Euro Currency)とは、発行国の外で取引される通貨のこと。例えば、日本の円がドイツで取引される場合、その円はユーロカレンシー(ユーロ円)となる。ちなみに、この場合のユーロというのは、EUの通貨「ユーロ(EUR)」とは別物。外国市場という意味。



ユーロ(EUR)

Euro(ユーロ)とは、1999年に誕生した欧州統一通貨。誕生当初は11カ国が導入。2008年現在では、欧州連合(EU)加盟国27か国中15カ国が公式採用している。



レートチェック

レートチェックとは、日本銀行が民間銀行に現在の為替レート水準を聞くことを指す。過去の事例から中央銀行がレートチェックをするのはその水準の為替レートが望ましくないと思われる水準にあるときに行われる。そのため、レートチェックの実施が伝わるとマーケットでは為替介入に対する警戒感がたかまる。



人民元(CNY)

人民元(じんみんげん)は中華人民共和国(中国)の通貨。国際通貨コード(ISO4217)ではCNYと表記される。記号では\を用いる。補助単位は「角」「分」となっており、1元=10角=100分となっている。



協調介入

協調介入(きょうちょうかいにゅう)とは、為替介入において乱高下や行き過ぎをおさえるために、2カ国以上の複数の国・通貨当局が同一の目的をもって市場介入(為替介入)を行うこと。当然、一国だけでおこなう単独介入より効果は高い。



南アフリカランド(ZAR)

南アフリカランドとは、南アフリカ共和国の法定通貨。ISO4217の通貨コードはZAR金やダイヤモンドなどの天然資源が豊富な国であり、高金利通貨として知られており、日本でも外国為替証拠金取引(FX)などを通じての投資が活発である。



単独介入

単独介入(たんどくかいにゅう)とは、為替市場において一国が自国通貨の買われすぎや売られすぎに対処するために行う市場介入のこと。一国のみで行うので「単独」介入と呼ばれる。複数の国で行う協調介入と異なり、効果は比較的薄い。



口先介入

口先介入(くちさきかいにゅう)とは、一般に為替レート(為替相場)に対して政府高官や通貨当局などが現在の為替レートについて言及を行うこと。マーケットに対して為替介入の姿勢を見せることで実際には介入せずとも為替水準を意図した方向に誘導すること。



固定相場制

固定相場制(こていそうばせい)とは、資産間の価値の間に固定された交換レートまたは中心レートをもっているシステムのこと。通常は通貨間の交換比率が固定されていることを指す。



基準通貨

基準通貨(きじゅんつうか:Base Currency)とは、外国為替取引における交換レートを提示する際の基準となる通貨のことを指し、分母は1単位で表示される。



基軸通貨

基軸通貨(きじくつうか)とは、国際的な為替市場で中心に扱われている通貨のこと。キーカレンシーとも呼ばれる。基軸通貨は世界的な取引で安定的に利用できる通貨。基軸通貨を発行している国は、自国通貨で外国への支払いができるため国際収支の制約を受けないこと、為替変動によるリスクを受けないことがあげられる(外国の商品を自国通貨で購入できるため)。



変動相場制

変動相場制(へんどうそうばせい)とは、通過間において固定的な交換比率が存在せず、相場が需要と供給に応じて変動する為替相場のこと。対義語は固定相場制。



外国為替証拠金取引

外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこきんとりひき)とは、FXとも呼ばれる為替取引の手法の一つ。外貨保証金取引、通貨証拠金取引などとも呼ばれる。日本では1998年に外国為替に関する法律が改正され、本取引方法が可能となった。



外貨MMF

外貨MMF(がいかえむえむえふ)とは、Money Market Fand(マネーマーケットファンド)と呼ばれる投資信託の一種。元本を維持し、分配金を得ることを目的としたファンドで、短期の優良企業・政府等が発行する債券に対して中心に投資をしている。



大証FX

大証FX(だいしょうえふえっくす)とは、大阪証券取引所が提供する外国為替証拠金取引(FX)のサービス名。「くりっく365」に続き国内では、二番目の外国為替取引の取引市場である。



実需筋

実需筋(じつじゅすじ)とは、為替取引などで使われる言葉。資本取引や輸出入などにより投資目的ではなく、実際の取引のために為替取引を行う機関投資家のこと。たとえば、日本の輸出企業が外国で商品を販売した時に得た米ドルを日本円に換金する取引などがこれに当たる。日本の実需筋のことを「本邦実需筋」という。



想定為替レート

想定為替レート(そうていかわせれーと)とは、輸出や輸入などを行う企業が業績の将来見通しを行う際に、前もって決めておくドルやユーロなどの為替レートのこと。決めておくといっても、業績予想のために仮に決めておくだけで、相場が変動した場合は想定為替レートが変更されることも多々ある。



投機筋

投機筋(とうきすじ)とは、一般に実需筋の対義語として利用される。各種取引において実際の需要に基づいて取引をするのではなく、価格変動による差益を取ることを目的として取引をする機関投資家・ヘッジファンドなどのことを指す。また、広義には短期的売買より利益を取ろうとする投資家のこと。



日本円(JPY)

日本円(にほんえん)とは、日本国で利用することができる通貨単位の一つ。ISO4217においてJPYと表記される。現在発行されている円の貨幣としては硬貨6種類、紙幣4種類となっている。



有事のドル買い

有事のドル買い(ゆうじのどるがい)とは、為替取引における相場格言の一種。戦争や紛争などによって世界情勢が混乱したとき(有事の時)には、流動性や信頼性が高い米ドル(アメリカ合衆国の通貨)を保有しようというニーズが高まり、米ドルが買われるという意味。



法定通貨

法定通貨(ほうていつうか)とは、金銭債務などの弁済手段として強制力を持つ通貨のこと。法貨とも呼ばれる。日本の場合は日本銀行券(日銀発行)と造幣局が製造、政府発行の硬貨が法定通貨とされている。ただし、硬貨については強制力が一部制限されている。(紙幣は無制限)



為替プレミアム

為替プレミアム(かわせぷれみあむ)・為替ヘッジプレミアムとは、為替予約をする際に低金利通貨と高金利通貨との間で生じる差額のうち、一般的には低金利通貨を売って、高金利通貨を買ったときに得られる収益のことを指す。なお、高金利通貨を売って、低金利通貨を買うと逆に支払いが必要にる。この場合は為替ヘッジコストと呼ばれることが多い。



為替ヘッジ

為替ヘッジ(かわせへっじ)とは、先物取引やオプション取引等を利用して為替変動リスクに対してヘッジ行為(回避行為)を行うこと。たとえば外国債券や外国株式に投資をする場合、それぞれの外国通貨の為替レートの変動によるリスクを負うが、為替ヘッジを行う場合、その為替リスクはなくなる。



為替差損

為替差損(かわせさそん)とは、為替レートの変動により円通貨ベースでの差損(損失)が生じることを指す。外貨建て金融商品等を決済した際に生じる損失。対義語は「為替差益」。経理仕訳(会計)において、外貨建て債権債務はその時の為替レートで計算されるため、期末(決算時)には現在の為替レートにより計算しなおす必要があり、その際に為替差損が生じることがある。



米ドル(USD)

米ドル(べいどる)とは、世界最大の流通量を持つ通貨であり、アメリカ合衆国における公式通貨。正式名称はアメリカドル。ISO4217による表記では「USD」と表される。



譲渡性預金(CD)

譲渡性預金(Cerficate of Deposit)とは、CDとも略される。譲渡性預金、譲渡性預金証券のこと。銀行が発行する定期預金証書のうちで譲渡可能なものを指す。銀行が無記名の預金証書を発行する定期預金です。預金者は金融市場でその預金証券を自由に売買できる預金のことをさす。



資源国通貨

資源国通貨(しげんこくつうか)とは、鉱物資源やエネルギー資源、農作物等のコモディティを生産・算出しそれを主に輸出している国の通貨をさす。石油・石炭・天然ガス・鉄鉱石・金・プラチナ・ダイヤモンド・農産物などが挙げられる。



購買力平価

購買力平価(Purchasing Power Parity)とは、世界各国における物価(生活水準)を比較するための経済指標の一つ。頭文字をとってPPPともいう。



通貨バスケット制

通貨バスケット制(つうかばすけっとせい)とは、為替レート決定方法における固定相場制の一種。自国の為替レートを複数の外貨レートにより決定付けるようにすること。



通貨マフィア

通貨マフィア(つうかまふぃあ)とは、一般にはG20か国の国際金融担当事務方トップによるあつまりのことを指す外国為替市場関係における俗称である。「マフィア」という言葉が使われるのは、その交渉内容が非公開であることが理由とされる。



香港ドル(HKD)

香港ドル(Hong Kong Dollar)は中華人民共和国における香港特別行政区の通貨。国際通貨コード(ISO4217)表記ではHKD。