レシオスプレッド
Ratio spread
- 英語
- Ratio spread
- 領域
- オプション・数量比戦略
- 確認の中心
- 同数を売買するバーティカルスプレッドは最大損失が限定されます
レシオスプレッドとは
レシオスプレッドは、同じ原資産・満期のコールまたはプットを、異なる行使価格で異なる枚数組み合わせるオプション戦略です。典型例は低い行使価格を1枚買い、高い行使価格を2枚売る1対2のコール・レシオです。
買いオプションが中程度の値動きから利益を作り、より多く売ったオプションのプレミアムで取得費用を抑えます。しかし売り枚数が多いため、相場が売り行使価格を大きく越えると、余分な裸の売りポジションが損失を生みます。
図解
1対2コール・レシオの満期損益
- 100以下全て無価値で差引プレミアム分の損失
- 100~110買いコールが利益を増やす
- 110売りコール行使前で利益最大
- 110~118売り2枚で利益が減少
- 118超損益分岐を越え上昇ほど損失拡大
仕組みと類似用語の違い
仕組み
買いオプションが中程度の値動きから利益を作り、より多く売ったオプションのプレミアムで取得費用を抑えます。しかし売り枚数が多いため、相場が売り行使価格を大きく越えると、余分な裸の売りポジションが損失を生みます。
類似用語との違い
同数を売買するバーティカルスプレッドは最大損失が限定されます。レシオスプレッドはネットでオプション売りが残る構造です。反対に遠い行使価格を多く買うレシオ・バック・スプレッドは、極端な値動きで利益を狙う別構造です。
使い方・読み方と注意点
コールを行使価格100で1枚・プレミアム8で買い、行使価格110を2枚・各3で売ると、差引2の支払いです。満期110で最大8、118で損益ゼロ、130では12の損失となり、さらに上昇すると損失が増えます。取引単位は省略した例です。
『上昇しても下落しても利益』ではありません。コール型の上方損失は理論上無制限で、プット型の下方損失も大きくなり得ます。満期損益図、比率、ストライク差、受払プレミアム、証拠金、早期行使、流動性を確認し、各脚を同時に約定できないリスクも管理します。
レシオスプレッドについてよくある疑問
- レシオスプレッドを簡単にいうと何ですか?
- レシオスプレッドは、同じ原資産・満期のコールまたはプットを、異なる行使価格で異なる枚数組み合わせるオプション戦略です。典型例は低い行使価格を1枚買い、高い行使価格を2枚売る1対2のコール・レシオです。
- レシオスプレッドは何と区別しますか?
- 同数を売買するバーティカルスプレッドは最大損失が限定されます。レシオスプレッドはネットでオプション売りが残る構造です。反対に遠い行使価格を多く買うレシオ・バック・スプレッドは、極端な値動きで利益を狙う別構造です。
- レシオスプレッドを見るときの注意点は何ですか?
- 『上昇しても下落しても利益』ではありません。コール型の上方損失は理論上無制限で、プット型の下方損失も大きくなり得ます。満期損益図、比率、ストライク差、受払プレミアム、証拠金、早期行使、流動性を確認し、各脚を同時に約定できないリスクも管理します。
- 関連用語
- バーティカルスプレッド同数の縦型スプレッド
- バタフライスプレッド三つの権利価格戦略
- コールオプション上昇側の権利
- プットオプション下落側の権利
- アウトオブザマネー権利外の状態