通貨バスケット制
Currency basket system
- 英語
- Currency basket system
- 領域
- 為替制度・通貨政策
- 確認の中心
- 構成通貨、ウェイト、評価式、許容幅、見直しを確認する
通貨バスケット制とは
通貨バスケット制は、自国通貨の基準価値を単一の外国通貨ではなく、複数通貨の加重平均で作るバスケットに連動させる為替制度です。特定の1通貨の変動に対する影響を分散しやすくします。
貿易比率、金融取引、政策目的などに基づいて構成通貨とウェイトを決め、各為替レートから参照値を計算します。通貨当局は固定、一定幅、徐々に調整するクロールなどの運用方式を組み合わせます。
図解
通貨バスケットの設計
- 構成通貨A貿易・決済比率等でウェイト
- 構成通貨B別の対外関係を反映
- 参照バスケット加重平均等で算出
- 自国通貨許容幅内に誘導
- 政策運用介入・金利・見直し
仕組みと類似用語の違い
仕組み
貿易比率、金融取引、政策目的などに基づいて構成通貨とウェイトを決め、各為替レートから参照値を計算します。通貨当局は固定、一定幅、徐々に調整するクロールなどの運用方式を組み合わせます。
類似用語との違い
単一通貨ペッグは1つの通貨とのレートを基準にします。通貨バスケット制は複数通貨が基準です。SDRも通貨バスケットで評価されますが、IMFが創設した国際準備資産であり、各国の為替制度そのもとは別です。
使い方・読み方と注意点
A通貨60%、B通貨40%の単純なバスケットなら、Aの対外価値が10%上昇しBが不変のとき、他条件一定で参照値への寄与は約6%です。実際は幾何平均や通貨数量で定義する方式もあります。
バスケットの内訳やウェイトが非公開の場合、市場は値動きから推定するしかありません。構成通貨の改定、評価時刻、相場帯、介入、外貨準備、資本取引規制まで確認します。
通貨バスケット制についてよくある疑問
- 通貨バスケット制を簡単にいうと何ですか?
- 通貨バスケット制は、自国通貨の基準価値を単一の外国通貨ではなく、複数通貨の加重平均で作るバスケットに連動させる為替制度です。特定の1通貨の変動に対する影響を分散しやすくします。
- 通貨バスケット制は何と区別しますか?
- 単一通貨ペッグは1つの通貨とのレートを基準にします。通貨バスケット制は複数通貨が基準です。SDRも通貨バスケットで評価されますが、IMFが創設した国際準備資産であり、各国の為替制度そのもとは別です。
- 通貨バスケット制を見るときの注意点は何ですか?
- バスケットの内訳やウェイトが非公開の場合、市場は値動きから推定するしかありません。構成通貨の改定、評価時刻、相場帯、介入、外貨準備、資本取引規制まで確認します。
- 関連用語
- 固定相場制参照値を一定に保つ固定相場制
- 変動相場制市場の需給で動く変動相場制
- ドルペッグ制ドルに連動する単一通貨ペッグ
- 基軸通貨構成通貨に選ばれやすい基軸通貨
- IMF(国際通貨基金)SDRと国際通貨制度を扱うIMF