クレジットリンク債(CLN)

Credit-linked note

英語
Credit-linked note
領域
クレジットデリバティブ・仕組債
確認の中心
発行体と参照組織の二重の信用リスクを確認

クレジットリンク債(CLN)とは

クレジットリンク債は、通常の債券の元利払いを、別に定める参照組織・参照債務の信用事由へ連動させた仕組債です。投資家は高めの利息を受け取る代わりに、参照先のデフォルトなどで元本が減るリスクを引き受けます。

発行代金を受け取った発行体が利息を支払い、信用事由がなければ満期に所定元本を返します。信用事由が発生すると、回収価値を反映した現金額で償還するか、指定債券を現物交付するなど、条件書の決済方法で損失を確定します。

図解

CLNの二重信用構造

  1. 投資家発行代金を払い利息を受け取る
  2. CLN発行体元利払い義務を負う
  3. 参照組織別企業・国などの信用を参照
  4. 信用事由なし満期に所定元本を償還
  5. 信用事由あり回収価値に応じ元本を削減・現物決済
参照組織が健全でも発行体リスクが残るため、二つの信用を別々に審査します。

仕組みと類似用語の違い

仕組み

発行代金を受け取った発行体が利息を支払い、信用事由がなければ満期に所定元本を返します。信用事由が発生すると、回収価値を反映した現金額で償還するか、指定債券を現物交付するなど、条件書の決済方法で損失を確定します。

類似用語との違い

CDSは信用リスクを交換するデリバティブ契約で、CLNはそのリスクを債券へ組み込んだ商品です。投資家は参照組織だけでなくCLN発行体の不履行リスクも負い、参照債券を直接保有する場合と法的な請求先が異なります。

使い方・読み方と注意点

元本100、参照企業AのCLNを保有し、Aに信用事由が起きて回収価格が40と決まれば、条件により償還額が40程度へ減る場合があります。Aが健全でもCLN発行体が破綻すれば支払いを受けられない可能性があります。

信用事由の定義、参照組織・債務、回収価格、決済、満期、早期償還、担保、順位、通貨、流動性を確認します。高利率は二重の信用、複雑な評価、相関、契約、売却困難への対価であり、預金の代替ではありません。

クレジットリンク債(CLN)についてよくある疑問

クレジットリンク債(CLN)を簡単にいうと何ですか?
クレジットリンク債は、通常の債券の元利払いを、別に定める参照組織・参照債務の信用事由へ連動させた仕組債です。投資家は高めの利息を受け取る代わりに、参照先のデフォルトなどで元本が減るリスクを引き受けます。
クレジットリンク債(CLN)は何と区別しますか?
CDSは信用リスクを交換するデリバティブ契約で、CLNはそのリスクを債券へ組み込んだ商品です。投資家は参照組織だけでなくCLN発行体の不履行リスクも負い、参照債券を直接保有する場合と法的な請求先が異なります。
クレジットリンク債(CLN)を見るときの注意点は何ですか?
信用事由の定義、参照組織・債務、回収価格、決済、満期、早期償還、担保、順位、通貨、流動性を確認します。高利率は二重の信用、複雑な評価、相関、契約、売却困難への対価であり、預金の代替ではありません。
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