ネッティング
Netting
- 英語
- Netting
- 領域
- 決済・相手方リスク
- 確認の中心
- 法的有効性、対象契約、時点、グロス流動性を確認
ネッティングとは
ネッティングは、同じ相手方との複数の支払・受取義務を相殺し、差額だけを決済または債権債務として残す仕組みです。決済件数、必要資金、相手方エクスポージャーを減らせます。
支払ネッティングは同日・同通貨の支払を差引き、クローズアウト・ネッティングはデフォルト時に対象取引を終了・評価して単一の差額債権へまとめます。中央清算では清算機関の規則で多角的に相殺します。
図解
二者間ネッティング
- 総支払A→B100の支払義務
- 総支払B→A80の支払義務
- 対象確認同日・同通貨・契約範囲を確認
- 相殺100-80を計算
- 純支払AからBへ20だけ決済
仕組みと類似用語の違い
仕組み
支払ネッティングは同日・同通貨の支払を差引き、クローズアウト・ネッティングはデフォルト時に対象取引を終了・評価して単一の差額債権へまとめます。中央清算では清算機関の規則で多角的に相殺します。
類似用語との違い
相殺は契約・法制度に基づく権利であり、単なる会計上の純額表示とは異なります。ネッティングで信用リスクは減ってもゼロにはならず、決済ファイナリティや担保管理も別に必要です。
使い方・読み方と注意点
AからBへ100、BからAへ80の同通貨・同日支払が対象なら、差額20をAがBへ払います。別通貨・別日・対象外契約なら同じように相殺できるとは限りません。
マスター契約、対象取引、通貨、法域、倒産時の有効性、評価方法、異議手続を確認します。純額が小さくても危機時にはグロス決済や担保請求が生じ得るため、流動性余力を残します。
ネッティングについてよくある疑問
- ネッティングを簡単にいうと何ですか?
- ネッティングは、同じ相手方との複数の支払・受取義務を相殺し、差額だけを決済または債権債務として残す仕組みです。決済件数、必要資金、相手方エクスポージャーを減らせます。
- ネッティングは何と区別しますか?
- 相殺は契約・法制度に基づく権利であり、単なる会計上の純額表示とは異なります。ネッティングで信用リスクは減ってもゼロにはならず、決済ファイナリティや担保管理も別に必要です。
- ネッティングを見るときの注意点は何ですか?
- マスター契約、対象取引、通貨、法域、倒産時の有効性、評価方法、異議手続を確認します。純額が小さくても危機時にはグロス決済や担保請求が生じ得るため、流動性余力を残します。
- 関連用語
- 決済ファイナリティ決済が最終確定する性質
- カウンターパーティリスク相殺後も残る相手方リスク
- 担保再利用担保管理で生じる追加論点
- 金利スワップネッティング対象となる契約
- 通貨スワップ複数通貨の支払を含む契約