量的緩和

Quantitative easing

英語
Quantitative easing
領域
中央銀行・金融緩和
確認の中心
通常の金融緩和は短期政策金利の引下げを含む広い概念です

量的緩和とは

量的緩和(QE)は、政策金利の引下げだけでなく、中央銀行が国債などの資産を大規模に買い入れ、中央銀行当座預金等を増やして金融環境の緩和を図る非伝統的金融政策です。

中央銀行が金融機関等から資産を買うと、中央銀行の資産側に保有証券、負債側に当座預金が増えます。長期金利やリスクプレミアムへの低下圧力、資産の入替え、期待への働きかけを通じて投資・消費・物価へ波及します。

図解

中央銀行の資産買入れ

  • 中央銀行の資産国債等の保有が増える
  • 中央銀行の負債金融機関の当座預金が増える
  • 市場への作用長期金利・プレミアム・期待へ波及
  • 実体経済金融条件を通じ投資・消費・物価へ
準備預金の増加は一次的な会計変化であり、貸出・物価への効果は波及経路に左右されます。

仕組みと類似用語の違い

仕組み

中央銀行が金融機関等から資産を買うと、中央銀行の資産側に保有証券、負債側に当座預金が増えます。長期金利やリスクプレミアムへの低下圧力、資産の入替え、期待への働きかけを通じて投資・消費・物価へ波及します。

類似用語との違い

通常の金融緩和は短期政策金利の引下げを含む広い概念です。QEは中央銀行バランスシートの量と資産買入れに着目します。日本の2001~2006年の量的緩和と2013年以降の量的・質的金融緩和も同じ名称ではありません。

使い方・読み方と注意点

中央銀行が銀行から国債10兆円を買えば、銀行部門が保有する国債が減り、中央銀行当座預金が10兆円増えるのが一次的な変化です。それだけで銀行貸出や物価が同額増えるわけではありません。

効果は経済状況、買入対象、市場機能、期待で変わります。資産価格上昇、利ざや圧迫、市場流動性、財政との境界、縮小時の影響に注意します。日本銀行は2024年3月に短期金利操作を主手段とする枠組みへ見直しました。

量的緩和についてよくある疑問

量的緩和を簡単にいうと何ですか?
量的緩和(QE)は、政策金利の引下げだけでなく、中央銀行が国債などの資産を大規模に買い入れ、中央銀行当座預金等を増やして金融環境の緩和を図る非伝統的金融政策です。
量的緩和は何と区別しますか?
通常の金融緩和は短期政策金利の引下げを含む広い概念です。QEは中央銀行バランスシートの量と資産買入れに着目します。日本の2001~2006年の量的緩和と2013年以降の量的・質的金融緩和も同じ名称ではありません。
量的緩和を見るときの注意点は何ですか?
効果は経済状況、買入対象、市場機能、期待で変わります。資産価格上昇、利ざや圧迫、市場流動性、財政との境界、縮小時の影響に注意します。日本銀行は2024年3月に短期金利操作を主手段とする枠組みへ見直しました。
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