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金融経済用語辞典の「り行」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。

リキャップCB

リキャップCBとは、CB(転換社債)の発行によって得た資金を用いて自社株買いを行...



リスクアセスメント

リスクアセスメント(risk assessment)とは、リスクを評価してそのリスクの大きさが自分にとって許容できるものであるかどうかを検証することを指す。リスク分析を分析し、それぞれのリスクに対してどのように対応、または受け入れるのかを検討する。リスク評価とも呼ばれる。



リスクオフ

リスクオフ(Risk Off)とは、投資においてリスクを引き下げること。高リスクの資産を下げ、比較的リスクの低い安全な資産に投資資金を動かすこと。質への逃避などとも呼ばれる。金融危機・経済危機等への懸念が強まることで投資家は積極的なリスクを求めにくくなる。



リスクオン

リスクオン(Risk on)とは、投資家が積極的にリスク資産への投資を行うこと。または資産のうち安全資産である国債などを売り、株式などのリスク資産への資産配分を増加させることを言う。リスク選好とも呼ばれる。



リスクフリーレート

リスクフリーレート(Risk Free Rate)とは、そのままで無リスク資産から得られる利回りという意味になる。世の中に厳密に無リスクな資産などは無いものの、概ね無リスクであるといえる資産からの利回りを指す。ただし、インフレリスクは考慮されていない。一般には10年国債(長期国債)の利回りがリスクフリーレートとされる。



リスクプレミアム

リスクプレミアム(Risk Premium)とは、株式投資などリスクのある投資に対して、投資家がそのリスク分に対して求める超過収益のことを指す。リスクに応じて期待する上乗せ収益とも言い換えることができる。



リスクヘッジ

リスクヘッジ(Risk Hedge)とは、様々な起こりうるリスクを回避したり、その大きさを軽減するように工夫することを指す。ちなみに「ヘッジ」というだけでも同じ意味を指す。具体的にはヘッジ取引により将来のリスク低減、分散投資によるリスクの低減などが代表的。



リスク許容度

リスク許容度とはどれだけのリスクをとることができるのかという範囲のこと。資産運用や投資においては運用によって少なからず「リスク」が存在する。高いリターンを狙うのであればそれなりのリスクが求められる。



リスク選好

リスク選好(りすくせんこう)とは、投資家が高いリターンを獲得するために、リスクのある取引を行うこと。また、そうした取引が好まれている地合い(相場環境)を指す。たとえば、「リスク選好のムードが高まり、債券が売られ、株が買われた。」といった感じ。



リスケ(リスケジュール)

リスケ(リスケジュール:Re Schedule)とは、融資・ローンなどの返済において、その返済が困難となった場合に金融機関・銀行に対して当初の借入条件の変更を行うことを指す。業績の悪化、販売先の倒産などによって交渉次第とはなるが、返済額の減額、返済猶予などが行われる。 このようにして、返済予定を「再計画」することを「リスケ」と呼ぶ。



リセッション

リセッション(Recession)とは経済が横ばいまたはマイナス成長を示す期間のことを指す。景気後退局面などともいう。リセッションの定義は国により異なるが通常はマイナス成長の四半期が2期以上連続することを指すことが多い。



リテール

リテール(Retail)とは、一般消費者向けのサービスという意味。金融用語としては、リテール向けのサービス、リテール商品というように、「一般ユーザー向け」という意味で使われることが多い。対義語はホールセール(Wholesale)。



リバウンド

リバウンド(rebound)とは跳ね返りという意味だが、相場用語として使われる場合、相場の急激な下落によって発生した行き過ぎに対する反発という意味で使われることが多い。略して「リバ」と呼ぶ場合もある。○○懸念により生じていた株安もリバウンド狙いの買いが入り…といったように使われる。



リバランス

リバランス(Re-Balance)とは、投資用語としてはポートフォリオによる運用を行う場合に、相場環境の変動などにより変化してしまった投資配分比率を調整することを指す。例えば、株50%、債券50%のポートフォリオで運用してきたが、株価上昇により株60%、債券40%となったため、一部の株を売却し、債券を買い足すなどの行為をリバランスと呼ぶ。



リバースモーゲージ

リバースモーゲージ(Reverse mortgage)とは、自宅を担保とした金融商品の一つ。自宅を保有するが現金が少ないという高齢者世帯が自宅を手放さずに資金調達を行うための手段とされている。公的なものと民間のもの、年金方式と一括方式のものがある。



リパッケージ債

リパッケージ債(Repackage Bond)とは、既に発行された有価証券などを担保にしてその有価証券から得られるキャッシュフローを組み替えて新しく組成する債券のこと。



リビジョンインデックス

リビジョンインデックス(Revision Index)とは、企業業績に対するアナリストの見通しがどのように変化しているのかをとらえる指数。景況感をあらわす指標として利用されている。



両建て

両建て(りょうだて)とは、同じ投資対象に対して「買い(ロング)」のポジションと「売り(ショート)」のポジションの両方を持つことを指す。例えば、ある株式Aを100株購入した上で、同じ株を100株空売りしている場合、銘柄Aを両建てしていると呼ぶ。(必ずしも同数量である必要はない)



両端入れ

両端入れ(りょうはいれ)とは、ローン等の金利計算方法の一つで、初日と最終日の両方を日数に加えて計算することを指す。たとえば、1日にローンを借りて10日に返済したという場合、両端入れなら、10日分の金利が発生することになる。



利回り曲線

利回り曲線(りまわりきょくせん)とは、イールドカーブとも呼ばれる。信用リスクと発行通貨が同様で、満期の異なる債券の利回りをグラフ上に示したものを指す。



利子所得

利子所得(りししょとく)とは、所得税における所得区分の一つ。公社債および預貯金の利子・利息、投資信託の収益の分配に係る所得の事を指す。



利益配当請求権

利益配当請求権(りえきはいとうせいきゅうけん)とは、企業の株主が持つ自益権の一つ。株を所有する企業に対して、利益を配当金として分配するように請求することができる権利のことをさす。会社法では「剰余金の配当を受ける権利」とされている。



利食い

利食いとは、投資において「売却(決済)して利益を確保する」ことを指す。含み益がでている株や為替などを売却または決済することによって利益を実現させて取引を終了させることを指す。対義語は「損切り」。投資において「含み益」というものは、その後の変動によって消えてしまうかもしれないが、利食いすることで利益を確実なものにすることができる。



流動性リスク

流動性(りゅうどうせい)とは、経済学的には、投資商品などがいかに換金しやすいか(交換しやすいか)を表す言葉。流動性が高いという場合は換金性が高いという意味になる。例えばすぐに現金化ができる普通預金は流動性が高いが、土地や不動産など換金まで時間がかかる投資商品は流動性が低いと表現される。



流通利回り

流通利回り(りゅうつうりまわり)とは、債券市場における金利、利回り表現の一つ。債券の流通市場において取引されている債券の時価における実質的な利回りのことを指す。受け取ることができるクーポンを現在の時価で計算することで得られる利回り。



流通市場

流通市場(りゅうつうしじょう)とは、株式や債券など直接金融による有価証券が証券取引所などで売買できる市場のこと。対義語は発行市場。通常は発行市場において新しく発行された株式や社債、国債などが投資家の手元に渡りそれが、投資家同士で売買されるようになるのが流通市場である。



理財商品

理財商品(りざいしょうひん)とは、中国における人民元建ての資産運用商品のこと。特定の商品と言うわけではなく、日本語における「資産運用」が中国語における「理財」と捉えて問題ない。中国においては定期預金の金利よりも高い利回りが提示されているため人気がある。



量的・質的金融緩和

量的・質的金融緩和(りょうてき・しつてきんゆうかんわ)とは、供給する資金量を増大させることのみを目的とするのではなく、従来よりもより長期の金融資産、リスク資産の買い入れを行う金融緩和手法のことを指す。2014年4月4日に日銀がとると表明した新しい政策を指す。



量的緩和

量的緩和(りょうてきかんわ)とは、日本銀行が2001年から2006年まで実施していた金融政策の一種。金利のコントロールではなく、日銀の当座預金残高の調節により金融緩和を行うもの。量的緩和政策とも呼ばれる。2006(平成18)年3月9日に解除。