カクテルスワップ
Cocktail swap
- 英語
- Cocktail swap
- 領域
- 店頭デリバティブ・複合取引
- 確認の中心
- 各構成要素へ分解してキャッシュフローとリスクを見る
カクテルスワップとは
カクテルスワップは、金利、通貨、商品価格など異なる参照対象や複数のスワップ条件を組み合わせた、個別設計の複合スワップを指す市場用語です。標準化された単一の商品名ではなく、契約ごとに内容が異なります。
企業の借入通貨、固定・変動金利、返済日程、商品価格などに合わせ、複数の支払脚を一つの契約または関連契約として設計します。各期の支払額は元本・想定元本、参照指標、通貨、為替レート、上限・下限などで決まります。
図解
カクテルスワップの分解
- 金利脚固定・変動とリセット日を確認
- 通貨脚元本交換と為替条件を確認
- 追加指標商品価格などの連動条件を確認
- 契約管理担保・ネッティング・早期終了を確認
- 残余リスク条件不一致と相関変化を測る
仕組みと類似用語の違い
仕組み
企業の借入通貨、固定・変動金利、返済日程、商品価格などに合わせ、複数の支払脚を一つの契約または関連契約として設計します。各期の支払額は元本・想定元本、参照指標、通貨、為替レート、上限・下限などで決まります。
類似用語との違い
プレーンバニラの金利スワップは同一通貨の固定金利と変動金利を交換し、通貨スワップは異なる通貨の元本・利息を交換します。カクテルスワップはそれらを複合する呼称で、リスクが自動的に分散・消滅するわけではありません。
使い方・読み方と注意点
外貨の変動金利借入れを、自国通貨の固定支払いへ変え、さらに原材料価格条件を組み込む設計なら、為替・金利・商品価格の複数脚があります。一つをヘッジしても、相関変化や条件不一致で残余リスクが残ります。
複雑な店頭契約では時価評価、途中解約、担保、清算、法務が難しくなります。構成要素、想定元本、通貨、指数、リセット、満期、最大支払額、ノック条件、相手方信用、CSA、早期終了時の精算額を確認します。
カクテルスワップについてよくある疑問
- カクテルスワップを簡単にいうと何ですか?
- カクテルスワップは、金利、通貨、商品価格など異なる参照対象や複数のスワップ条件を組み合わせた、個別設計の複合スワップを指す市場用語です。標準化された単一の商品名ではなく、契約ごとに内容が異なります。
- カクテルスワップは何と区別しますか?
- プレーンバニラの金利スワップは同一通貨の固定金利と変動金利を交換し、通貨スワップは異なる通貨の元本・利息を交換します。カクテルスワップはそれらを複合する呼称で、リスクが自動的に分散・消滅するわけではありません。
- カクテルスワップを見るときの注意点は何ですか?
- 複雑な店頭契約では時価評価、途中解約、担保、清算、法務が難しくなります。構成要素、想定元本、通貨、指数、リセット、満期、最大支払額、ノック条件、相手方信用、CSA、早期終了時の精算額を確認します。
- 関連用語
- スワップスワップの一般構造
- 金利スワップ金利支払を交換
- 通貨スワップ異通貨の元利金を交換
- カウンターパーティリスク相手方不履行のリスク
- ネッティング複数債務の相殺