元利均等返済

がんりきんとうへんさい

Level payment amortization

元利均等返済とは

元利均等返済は、元本と利息を合計した毎回の返済額を一定にする返済方式です。金利や返済条件が変わらない場合、返済初期は利息の割合が大きく、返済が進むほど元本に充てる割合が増えていきます。

同じ高さの返済額の中で元本部分が増え利息部分が減る構成を表した模型
同じ高さの返済額の中で元本部分が増え利息部分が減る構成を表した模型。仕組みを示す概念イメージです。

返済総額は一定、元本と利息の内訳は変わる

1,200万円・年1.2%一定・240回払いの仮定。毎回約56,265円。

  • 元本返済
  • 利息
初回利息12,000円
120回目利息約6,409円
240回目利息約56円
棒の総幅が各回の返済額、色分けが内訳です。月利=年利÷12で計算し、端数処理・初回日数・諸費用・ボーナス返済を除外しています。表示の概数には丸めの差があります。

毎月の内訳はどう変わる?

通常、利息は返済前の元本残高に金利を掛けて計算します。毎回の返済額から利息を差し引いた残りが元本返済です。残高が減るにつれて利息が減り、その分だけ元本返済が増えていきます。

「均等だから元本も同じ速さで減る」という意味ではありません。返済予定表では、返済額だけでなく元本・利息・返済後残高の各欄を見ます。

一定金利の計算例

借入1,200万円、年利1.2%が20年間一定、毎月払い240回、ボーナス返済・手数料なしと仮定します。月利を年利÷12として計算すると、毎月返済額は約56,265円です。初回利息は12,000円、元本返済は約44,265円になります。

120回目の利息は約6,409円、最終回相当の利息は約56円まで減ります。実際の契約では初回期間や円未満の処理等があるため、この計算例と同じ額になるとは限りません。

元金均等返済との違い

元金均等返済では元本部分を一定にし、利息を加算します。同じ借入額・金利・返済期間で金利が一定なら、元金均等は初期負担が大きい一方、元本が早く減るため利息総額は小さくなります。

この例の理論上の利息総額は、元利均等が約150.4万円、元金均等が144.6万円です。初期返済額や資金余力も含めて比較し、総額の差だけで優劣を決めないことが大切です。

変動金利と繰上返済の注意

変動金利型では適用金利が変わります。5年ルールを採用する商品では返済額を据え置く間も内訳が変わり、採用しない商品では金利見直しに応じて返済額を再計算します。元利均等という名称だけで見直し方法を判断しないでください。

繰上返済は残元本を減らしますが、実行時期・方法・手数料で効果が変わります。予定表と契約条件を照合し、手元に必要な資金を確保したうえで検討します。

よくある疑問

元利均等なら毎月の元本返済も同額ですか?
いいえ。一定金利では返済額の合計が同じでも、初期は利息が多く、後半は元本返済が多くなります。
変動金利でもずっと同じ返済額ですか?
契約の見直しルールによります。金利・返済額・内訳の変更時期を別々に確認します。
元金均等より必ず不利ですか?
同条件での利息総額は大きくなりますが、初期の支払額を抑えやすい面があります。家計の余裕と合わせて比べます。
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