テールリスク
Tail risk
- 英語
- Tail risk
- 領域
- リスク管理・確率分布
- 確認の中心
- 低頻度でも損失規模と連鎖が大きい事象を見る
テールリスクとは
テールリスクは、損益分布の端にある発生確率は低いものの、発生時の損失が非常に大きい事象のリスクです。市場暴落、流動性消失、連鎖デフォルト、制度変更などが例です。
平時の相関や変動率を基にしたモデルは、極端な価格飛躍、相関上昇、売却不能を過小評価することがあります。ストレスシナリオ、期待ショートフォール、ポジション上限、資金余力で補います。
図解
テール損失が増幅する経路
- 小確率ショック急落・デフォルト・制度変更
- 相関上昇分散していた資産が同時下落
- 流動性低下売りたい価格で売れない
- 証拠金・資金流出追加資金と強制売却が発生
- 損失増幅モデル想定を超える実現損失へ
仕組みと類似用語の違い
仕組み
平時の相関や変動率を基にしたモデルは、極端な価格飛躍、相関上昇、売却不能を過小評価することがあります。ストレスシナリオ、期待ショートフォール、ポジション上限、資金余力で補います。
類似用語との違い
ボラティリティは変動の大きさ全般、VaRは一定確率での損失閾値、テールリスクはその閾値を超える極端な領域の規模と仕組みに注目します。まれであることは無視してよい意味ではありません。
使い方・読み方と注意点
99%VaRが1億円でも、残る1%の損失が1.1億円か20億円かはVaRだけでは分かりません。レバレッジと換金不能が重なると、価格下落以上に証拠金と強制売却で損失が拡大します。
過去データにない事象も想定し、相関破綻、価格ギャップ、証拠金、相手方、資金流出を組み合わせます。ヘッジ商品も費用、ベーシス、相手方、満期ずれがあり完全保護ではありません。
テールリスクについてよくある疑問
- テールリスクを簡単にいうと何ですか?
- テールリスクは、損益分布の端にある発生確率は低いものの、発生時の損失が非常に大きい事象のリスクです。市場暴落、流動性消失、連鎖デフォルト、制度変更などが例です。
- テールリスクは何と区別しますか?
- ボラティリティは変動の大きさ全般、VaRは一定確率での損失閾値、テールリスクはその閾値を超える極端な領域の規模と仕組みに注目します。まれであることは無視してよい意味ではありません。
- テールリスクを見るときの注意点は何ですか?
- 過去データにない事象も想定し、相関破綻、価格ギャップ、証拠金、相手方、資金流出を組み合わせます。ヘッジ商品も費用、ベーシス、相手方、満期ずれがあり完全保護ではありません。
- 関連用語
- VaR(バリュー・アット・リスク)一定確率の損失閾値
- ストレステスト極端シナリオで耐性を測る手法
- 流動性ミスマッチ危機時の換金・資金のずれ
- 相関リスク危機時に相関が変わるリスク
- マージンスパイラル追証と売却が連鎖する仕組み