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引受価格とは

引受価格(ひきうけかかく)とは、株式の増資や社債の発行などがある場合、それを募集する証券会社(主幹事証券会社など)に引受してもらう価格のこと。この引受価格と募集価格(投資家に販売する価格)との差が販売する証券会社の手数料収入となる。

例えばある会社Aが700円で100万株の株価で公募増資を行う場合を考える。この場合、投資家への販売価格は700円@1株となる。ただし、会社Aは直接投資家に株を販売するわけではない。この場合は証券会社に引受をしてもらうことになる。
引受とは、証券会社が増資する予定の株式を一旦全て引き受けて、それを投資家に販売するというもの。この時会社Aが証券会社に引受してもらうときの価格が「引受価格」となる。例えば引受価格が630円@1株というようになる。

この場合、証券会社は投資家にこの公募株を1株700円で販売し、その差である70円が証券会社の手数料となる。公募増資銘柄などを証券会社で購入するときに手数料がかからないのは、投資家から直接手数料を取るのではなく、この場合会社Aから手数料分を受け取っているからである。

なお、こうした引受という方法を使うメリットは、会社Aにとっては、すべての株を一旦証券会社が引き受けてくれる事で必ず増資が成功するためである。(もし、証券会社が公募株を売り切れなかった場合は、証券会社自身が引き受ける必要がある)

もしかして?(引受価格関連用語一覧)

  1. 悲惨指数
  2. ビットコイン
  3. 引受基準緩和型医療保険
  4. 標準利率(生命保険)
  5. 日柄調整

 

 

引受価格の登録カテゴリ情報

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