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金融経済用語辞典の「景気」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。

インフレーション

インフレーション(Inflation)とは、財・サービスの価格が上昇することを指す。要するに物価が上がることを指し、インフレとも呼ばれる経済現象のこと。



キチンの波

キチンの波とは、景気循環のうち約40ヶ月程度の比較的短い周期の景気循環を指し、短期波動とも呼ばれる。米国の経済学者ジョセフ・A・キチンが論文により主張したことからこの名で呼ばれる。



クズネッツの波

クズネッツの波とは、景気循環の一種で、約20年にわたる周期での景気の循環を指す。米国の経済学者クズネッツがその存在を主張したことから「クズネッツの波」と呼ばれる。建築物の需要に起因する景気サイクルであると言われている。



クリスマス商戦

クリスマス商戦とは、一般に10月から12月の時期で、アメリカにおいて最も個人消費が活発となる時期のことをさす。米国では、11月の感謝祭翌日からクリスマス当日が一般的にセール期間とされ、当該期間の売上が個人消費の活発さをしめす経済指標の一つとして注目されている。



コストプッシュインフレ

コストプッシュインフレ(供給によるインフレ)とは、インフレーションのメカニズムの一つ。供給量の縮小に伴うインフレーションであり、多くの場合景気後退と伴う「スタグフレーション」の状態となる。賃金上昇や原材料価格の上昇などにより引き起こされる。



コンドラチェフの波

コンドラチェフの波とは、景気循環の一種で長期波動とも呼ばれる約50年周期の景気サイクルのことを指す。ロシアの経済医学者コンドラチェフによる研究で主張されたことから「コンドラチェフの波」と呼ばれる。



ジュグラーの波

ジュグラーの波とは、景気循環の一種で約10年周期の循環とされており、中期波動とも呼ばれる。フランス経済学者ジュグラーが書の中で主張したことからジュグラーの波と呼ばれる。主に企業の設備投資に起因する景気循環である。



スタグフレーション

スタグフレーション(Stagflation)とは、インフレ率が高いうえに失業率も高く、経済活動が停滞する状態を示す。景気後退下のインフレーションとも呼ばれる。



ソフトランディング(景気用語)

ソフトランディング(Soft Landing)とは、本来は航空機が速度を調整しながら着陸することを指す。景気用語としては、景気の拡大局面から調整局面に入る際に、実体経済への悪影響を最小限にとどめることを指す。対義語はハードランディング、クラッシュ。



ディマンドプルインフレ

ディマンドプルインフレ(需要によるインフレ)とは、インフレーションのメカニズムの一つ。需要量が増大することによる物価の上昇を指す。市場価格というものは「需要」と「供給」のバランスがとれる位置で決定されるため、需要量が増大すれば当然価格(物価)は上昇する。



ハードランディング(景気用語)

ハードランディング(Hard Landing)とは本来は航空機が急降下して地面にたたきつけられることを指す。ただし、景気用語として用いられる場合は、好景気の最終段階の好景気が調整局面へと入る際に景気の悪化が急激に起こることを指す。対義語はソフトランディング。



バブル経済

バブル経済(ばぶるけいざい:bubble economy)とは、不動産・株といった需給により価格が決定する資産の資産価値が投機的投資により高騰し、その価格上昇に伴いさらに投機的資金が集まることにより価格が上昇する経済状態のこと。



ベージュブック

ベージュブック(Beige Book)とは、地区連銀経済報告書のこと。タンブックとも呼ばれる。米連邦準備制度理事会が6週間おき(FOMCが開催される2週間前の水曜日)に公表する米国経済の見通しに関する調査報告書の事を指す。



リセッション

リセッション(Recession)とは経済が横ばいまたはマイナス成長を示す期間のことを指す。景気後退局面などともいう。リセッションの定義は国により異なるが通常はマイナス成長の四半期が2期以上連続することを指すことが多い。



景気対策

景気対策(けいきたいさく)とは、経済状況を調整するための方法のこと。景気対策には大きく政府が主導する「財政政策」と、中央銀行(日本銀行)が行う「金融政策」の二つがある。市場経済においてはモノやサービスの価格を国家が統制することはできない。しかし、上記二つの景気対策を行う事で市場に関与することはできる。



景気循環

景気循環(けいきじゅんかん:Business Cycle)とは、時間の推移により発生する景気の周期的な変動を表す言葉。景気循環には回復期、好況期、後退期、不況期の四つに分割することができる。



経済成長率

経済成長率(けいざいせいちょうりつ:economy's growth)とは、一国における経済規模が殿程度拡大したのかを示す割合のこと。多くの場合はGDP(国内総生産)の増加率により表される。



街角景気

街角景気(まちかどけいき)とは、内閣府が毎月実施する景気調査の一つ。景気ウォッチャー調査とも呼ばれる。景気との間で関係性が深いとされる人へのアンケート調査を通じて景気動向を調査する国の調査である。