信託報酬
Management Fee
- 別名
- 運用管理費用
- 負担時期
- 保有中、信託財産から日々控除
信託報酬とは
信託報酬とは、投資信託を運用・管理する対価として、保有期間中に信託財産から日々差し引かれる費用です。投資家へ別途請求されるのではなく、控除後の基準価額に反映されます。
信託報酬の計算例
100万円分を1年間保有し、信託報酬率が年0.20%なら、単純計算の年間負担額は約2,000円です。
100万円×0.20%=2,000円
実際は純資産総額や基準価額が毎日変動し、日々計算して差し引かれるため、負担額はこの単純計算と一致しません。率の表示が税込みかどうか、ファンドの計算方法も目論見書で確認します。
誰が受け取る費用か
運用会社
運用方針の決定、銘柄調査、売買指図、情報開示などの業務を行います。
販売会社
口座管理、購入・換金の受付、運用報告書の交付などを行います。
受託会社
信託財産を保管・管理し、運用会社の指図に基づいて資産を処理します。
配分割合はファンドによって異なります。複数の投資信託へ投資するファンド・オブ・ファンズでは、投資先ファンドの費用も含めた実質的な負担を確認します。
購入時手数料・信託財産留保額との違い
購入時手数料
購入時に販売会社へ支払う費用です。無料のノーロードファンドもあります。
信託報酬
保有期間中、運用・管理の対価として信託財産から継続的に差し引かれます。
信託財産留保額
換金時などに信託財産へ留保され、残る受益者との公平を図る費用です。
その他の費用
監査費用、売買委託手数料、保管費用などが実費として信託財産から支払われる場合があります。
信託報酬を比較するときの注意点
- 投資対象をそろえる:国内株式と海外債券など、リスクや役割の異なるファンドを費用だけで比べない。
- 運用手法を確認する:同じ指数に連動するインデックス型では費用差が重要ですが、連動精度や純資産規模も確認します。
- 実質的な費用を見る:投資先ファンドの費用や売買費用を含め、運用報告書の総経費率なども確認します。
- 保有期間で考える:年率の小さな差でも長期では累積しますが、換金時の税金や乗換えコストもあります。
信託報酬についてよくある疑問
- 信託報酬は口座から現金で引き落とされますか?
- 通常は信託財産から日々差し引かれ、基準価額に反映されます。口座から別に現金が引き落とされる形ではありません。
- 信託報酬が低いファンドほど良いですか?
- 同じ投資対象・運用方針なら重要な比較要素ですが、リスク、連動精度、純資産規模、売買しやすさなども合わせて判断します。
- 途中で信託報酬率が変わることはありますか?
- 約款変更や純資産規模に応じた段階料率などで変わる場合があります。最新の目論見書や運用報告書を確認します。