EPS(1株当たり利益)
Earnings per share
- 英語
- Earnings per share
- 領域
- 企業利益・1株指標
- 確認の中心
- 売上高や税引前利益を株式数で割る指標ではありません
EPS(1株当たり利益)とは
EPSは、普通株式1株に対応する当期純利益を示す指標です。基本EPSは、普通株主に帰属する利益を、自己株式を除いた期中平均普通株式数で割って計算します。
増資、自己株式取得、株式分割などで株式数が期中に変わるため、期末株式数ではなく期間加重平均を使います。新株予約権や転換社債など潜在株式の影響を反映した希薄化後EPSも開示されます。
図解
EPSの分子と分母
- 普通株主に帰属する利益優先配当等を調整した期間利益
- 期中平均普通株式数自己株式を除き期間加重
- 基本EPS利益÷期中平均株式数
- 希薄化後EPS潜在株式の行使・転換を仮定
仕組みと類似用語の違い
仕組み
増資、自己株式取得、株式分割などで株式数が期中に変わるため、期末株式数ではなく期間加重平均を使います。新株予約権や転換社債など潜在株式の影響を反映した希薄化後EPSも開示されます。
類似用語との違い
売上高や税引前利益を株式数で割る指標ではありません。ROEは利益を自己資本と比較し、PERは株価をEPSで割ります。EPSが増えても、株式数減少によるものか事業利益の成長かを分けて見ます。
使い方・読み方と注意点
普通株主に帰属する利益100億円、期中平均普通株式数5,000万株なら基本EPSは200円です。株価3,000円なら、このEPSを使ったPERは15倍です。
赤字ではEPSが負になり、PER比較は意味を持ちにくくなります。一過性損益、会計基準、優先配当、株式分割、自己株取得、潜在株式、継続事業と非継続事業を確認し、単年度だけで判断しません。
EPS(1株当たり利益)についてよくある疑問
- EPS(1株当たり利益)を簡単にいうと何ですか?
- EPSは、普通株式1株に対応する当期純利益を示す指標です。基本EPSは、普通株主に帰属する利益を、自己株式を除いた期中平均普通株式数で割って計算します。
- EPS(1株当たり利益)は何と区別しますか?
- 売上高や税引前利益を株式数で割る指標ではありません。ROEは利益を自己資本と比較し、PERは株価をEPSで割ります。EPSが増えても、株式数減少によるものか事業利益の成長かを分けて見ます。
- EPS(1株当たり利益)を見るときの注意点は何ですか?
- 赤字ではEPSが負になり、PER比較は意味を持ちにくくなります。一過性損益、会計基準、優先配当、株式分割、自己株取得、潜在株式、継続事業と非継続事業を確認し、単年度だけで判断しません。
- 関連用語
- 純利益利益の分子を確認
- PER(株価収益率)株価倍率へ接続
- 発行済株式総数株式数の分母を確認
- 希薄化潜在株式による希薄化
- ROE(自己資本利益率)資本効率と比較