直接利回りとは
直接利回り(ちょくせつりまわり)とは、債券保有者が得る収入指標の一つ。直接利回りを求める方法は、債券保有による年間のクーポン収入を債券の市場価格で割ることで計算できる。流通市場で債券を購入する場合は必ずしも額面で購入するわけではないため表面利率とは異なるのが一般的である。 ただし、発行市場で購入した債券の場合、通常は「表面利率=直接利回り」となる。 「直接利回り=1年間のクーポン収入÷債券の取得価格」 なお、直接利回りの場合、満期時における取得価格と額面価格との間の償還差益(差損)を考慮していない。たとえば額面100円の債券を95円で購入している場合、満期時には額面との差額である5円が利息とは別にもらえることになるがこの点が考慮されていない。 この取得価格との満期時の償還価格との差までを考慮した利回り計算を「最終利回り」と呼ぶ。 |
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