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マイナス金利とは

マイナス金利(まいなすきんり)とは、その名前の通りマイナスの金利。資金の借り手が貸し手から利息を受け取ることになる。通常起こりえるものではないが、極端な低金利時に金融機関同士での決済等でまれに起こる場合がある。

通常、マイナス金利の場合、投資家は資金をキャッシュ(現金)で持つ方が効率的となる。ただし、数百億などという多額の現金を扱う場合、保管や輸送などにもどうしても費用がかかってしまう。
こうした場合、マイナスの金利であってもお金を預けておく方がコスト的にメリットが生じる場合がある。こうした時にマイナス金利が発生する場合がある。

2003年には日本のコール市場においてマイナス金利が発生したのが最初。また、欧州危機の際にはユーロで保有するよりも、ドイツ国債(ドイツ政府)に投資をする方が安心と考えられ、ドイツ国債に買いが集中し、マイナス金利となったこともある。

ちなみに、実質マイナス金利という言い方をする場合は、名目金利はプラスだが、インフレ率が名目金利を上回るため、結果的に運用がマイナスとなるという意味で用いられる。

日本における金融緩和政策としてのマイナス金利

2016年1月29日、日銀の金融政策決定会合においてマイナス金利の導入が決定された。

日銀の当座預金(銀行が日銀に預けているお金)に対しては従来0.1%の金利がついていたが、これをマイナス金利(手数料徴収)へと切り替えることで、銀行が余剰資金を日銀に預け入れするのではなく、企業や個人への貸出等に回すことを期待しての政策となる。

もしかして?(マイナス金利関連用語一覧)

  1. マクロ経済スライド
  2. 街角景気
  3. マイナンバー
  4. マネーストック
  5. マンション投資

 

 

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