分別管理とは
分別管理(ぶんべつかんり)とは、証券会社が顧客投資家からの預かり資産と自己(自社)の資産とを明確に区分して管理することにより、万が一証券会社が破綻した場合であっても、投資家の資産が保護される仕組みのことをさす。 法的には、平成10年の金融システム改革法の施行に伴い、証券会社が2001年より証券会社の自己資産と投資家からの預かり資産を明確に分類して保管することが義務付けられた。 分別管理の流れとしては、まず投資家から預かった資金を証券会社は信託銀行と信託契約を結び預かっている顧客資産を管理分別してさせる。これにより財産権は信託銀行に移行することになり、万が一証券会社が破綻した場合であっても。信託財産分については、証券会社の自己資産とは分離して考えられ、債権者から差し押さえを受けることなく、投資家に返される。 一方で、分別管理されていなかった場合、仮に投資家の資産が残されていたとしても、債権者は場合によってはこの財産を差し押さえすることが可能となってしまう。こうしたことから投資家を守るための仕組みが「分別管理」である。100%分別管理が行われていれば、投資家の資産は完全に保護されることになる。 なお、一部のFX(外国為替証拠金取引業者)は、分別管理を信託保全と呼び場合もあるが、内容的には分別管理と同じである。 |
もしかして?(分別管理関連用語一覧)
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