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裁定取引とは

裁定取引(さいていとりひき)とは、アービトラージとも呼ばれる取引手法の一つ。金融市場において発生する価格差や金利差などが修正される過程を利用して利益を生み出す投資行動の一つ。

通常裁定取引を行う場合は、ある市場で構築したポジションを他の市場のポジションで相殺し、価格が正常値に戻った過程において全ポジションを手仕舞い利益を得るというもの。


簡単な例を挙げて裁定取引を解説すると、

例えば、Aという国では米1kgが1,000円で、Bという国では米1kgが800円で販売されており、A国、B国間の輸送コストが100円とした場合、B国で米を仕入れて、A国で販売すれば、輸送コストを差し引いても1kgあたり100円の利益が発生する。これが裁定取引呼ばれる。

なお、このような裁定取引が行われた結果、価格の低い市場(B国)では需要増大により価格が上昇をはじめる。さらに、価格の高い国(A国)では供給の増大により価格が下がり、次第に価格差が収斂していく。この裁定取引があってもそれは需要と供給の関係により価格は一定に保たれるということを一物一価の法則という。
(ただし一物一価の法則は完全競争市場を前提としているため厳密には成立しない)

もしかして?(裁定取引関連用語一覧)

  1. 再投資
  2. 財形制度
  3. ザラ場
  4. 前場
  5. ザラバ方式

 

 

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