裁定取引
Arbitrage
- 英語
- Arbitrage
- 基本
- 割高側を売り、割安側を買う
- 条件
- 同時執行・同等性・コスト後の価格差
裁定取引とは
裁定取引は、理論上同じまたは密接に連動する商品が異なる価格で取引されているとき、割高側を売って割安側を買い、価格差の縮小を狙う取引です。
図解
裁定取引と価格収れん
- 価格差を発見同等資産AとBを比較
- 割安側を買う買い需要が増える
- 割高側を売る売り供給が増える
- 価格が収れん差が縮小したら決済
代表的なパターン
現先物裁定
先物価格と現物価格に理論値を超える差があるとき、現物と先物を反対売買します。
市場間裁定
同一資産が複数市場で異なる価格になった短時間に、安い市場で買い高い市場で売ります。
統計的裁定
過去の関係から外れた複数資産の価格回復を狙いますが、関係自体が変化するリスクがあります。
無リスクと言い切れない理由
理論上の価格差を固定できても、注文遅延、スリッページ、追加証拠金、取引相手の不履行で損失が出ます。
プロの市場参加者が短時間で価格差を縮めるため、個人が画面で見た差を同条件で約定できるとは限りません。
裁定取引についてよくある疑問
- 裁定取引は絶対に損しませんか?
- いいえ。執行、資金調達、基差、取引相手などのリスクが残ります。
- サヤ取りと同じですか?
- 広くは同じ言い方ですが、単なる方向予想の価格差取引もサヤ取りと呼ばれることがあります。
- 裁定は市場にどう影響しますか?
- 割高側の売りと割安側の買いにより、理論価格との差を縮める働きがあります。
- 関連用語
- 先物取引現先物裁定の一方となる取引
- 現物市場現先物価格差の基準となる市場
- 国債ベーシストレード現物国債と先物の価格差を狙う取引
- 空売り割高側を先に売る手段
- 委託手数料裁定利益から差し引く取引費用