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マーケットニュートラルとは

マーケットニュートラルとは、ヘッジファンドなどにおける代表的な投資手法の一つ。マーケット(市場)に対してニュートラル(中立)となるような投資方法のことを指し、市場の変動に影響を受けない投資法のこと。ロングショート戦略とも呼ばれる。

代表的なマーケットニュートラル戦略として株式市場の例で説明をする。

例えば、銀行セクターにおいて、割高だと判断したA銀行と割安だと判断しているB銀行があるとする。通常なら、B銀行の株式を買えばいいのだが、市場全体(例えば日経平均など)が下げた場合は当然B銀行の株価も下がってしまう。
このリスクに対応するため、割高であるA銀行の株式を空売りして(ショートポジションを持つ)、割安なB銀行の株式を同数量購入する(ロングポジションを持つ)。

こうすることで、市場が下げた場合はA銀行もB銀行も株価も下がるが、A銀行を空売りしていることで、下げたときのリスクを回避できる。一方市場が上げた場合はB銀行の値上がり分でA銀行の損失をカバーすることができる。いわゆるヘッジ取引ともなり、リスクヘッジの代表的な手法である。

一方A銀行は割高、B銀行は割安であるため、A銀行と比較してB銀行の株価は相対的に高くなるため、その割安分の利益だけを得ることができるというものである。
このように、日経平均などの市場(マーケット)の影響を受けない(受けにくい)ことから、こうした取引をマーケットニュートラルと呼ぶ。

マーケットニュートラルに関する特選サイト
マーケットニュートラルについて金融経済用語辞典がオススメするウェブサイトを紹介します。

ロングショート戦略とは

もしかして?(マーケットニュートラル関連用語一覧)

  1. マクロ経済スライド
  2. 街角景気
  3. マイナンバー
  4. マイナス金利
  5. マネーストック

 

 

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