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MSCBとは

MSCB(Moving Strike Convertible Bond)とは、転換社債の一種で、一般には下方修正条項付き転換社債と呼ばれる。下方修正という名前が付くとおり、株価が下がると、社債の転換価格が下方修正されるという仕組みとなっている。

例えば、通常のCB(転換社債)の場合、転換価格は固定である。例えば転換価格が500円とするとCBの所有者は、その社債を額面に対して500円で株式と転換することができる。仮に、債券額面が1億円の場合、20万株と交換することができるようになっている。これは、仮に市場株価が400円になっても転換価格は500円のままなので、このCBで交換可能な株数は20万株のままである。
一方で、MSCBの場合、転換価格が株価が下がることで一緒に下がるように設計されているCBである。そのため、仮に株価が400円になった場合、転換価格も500円から400円に下方修正される。その場合、株価が400円になったときの転換株数は25万株になる。

基本的に、債券の引き受け手にはリスクが極めて小さい商品であり、一般には業績の良くない企業が発行することが多い。株価下落が、株式の希薄化を招くため、既存株主にとっては一般に不利に働く債券である。

もしかして?(MSCB関連用語一覧)

  1. MSワラント
  2. MSCI-エマージング・マーケッツ・インデックス
  3. MSCI-コクサイ指数
  4. MSCI ACWI
  5. MSCIジャパンインデックス

 

 

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