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現受けとは

現受け(げんうけ)とは、先物取引において投資対象となる原資産を取引価格を支払うことで受け取ることを指す。先物取引の多くは「差金決済」を行うことで取引関係を終了させるが、現受けという方法を使って現物そのものを受け取ることもできる。対義語は「現渡し」。

たとえば、コモディティの先物(金や農作物など)は、先物取引で買った金(ゴールド)などを現物としてやり取りすることができる。一方で、先物取引であっても株価指数先物取引の場合は現渡しをしようにも株価指数には現物(原資産)が存在しないので現受け、現渡しはできない。

現受けが可能なその他の投資として、FX(外国為替証拠金取引)でも一部の業者では現受けが可能。たとえば、ドル円を1ドル95円で1枚ロング(円を売ってドルを買う)しているケースを考える。1枚(1枚あたり1万通貨)。
1ドル95円×1万通貨なので、95万円を支払うことで、1万ドルの外貨を受け取ることが出来る、これが現受けとなる。(通常は反対売買を行って、為替レートの差×1万通貨分をやりとりする)

なお、現受けを使用する場合は、通常の差金決済とは異なり大目の手数料がかかることが多い。


もしかして?(現受け関連用語一覧)

  1. 権利付最終日
  2. 権利確定日
  3. 現渡し
  4. 現引き
  5. 経済成長率

 

 

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